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シムトラ関係のエントリーまとめ群

略図作成のススメ 1st(道具調達編)

この記事はSimturasn AdventCalenderへの参加記事となります、アドベントカレンダーの詳細については以下のリンクから参照して頂けると助かります。
adventar.org

略図ってなんだ?

今回扱う略図というのは配線略図というもので線路の配置や分岐について直線を用いて簡略化した形でまとめたものになります、次の画像は実際にプレイ中のマップで建設した駅(上)と事前に作成した配線略図(下)となります。
実際は後から手直しとかしているので書いた時と比べて差異が多数発生しています。

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この様に略図を作成する利点としては

  • 事前に配線をシミュレート出来る(システム上の制限はありますが)
  • 駅の出入りのフローをシミュレートしやすい
  • 複雑な配線が必要な駅では書き出すほうが整理しやすい
  • 書き出しておけば実際の建設時も手元で略図を見れるのでやりやすくなる
  • 略図を事前に描くほうが楽しい

- ただの略図鉄なので

と自分が普段から略図を書く恩恵を書き出してみました、実際にいくつもの路線が乗り入れる駅の整理には威力を発揮してくれています。
ではその略図を書くのにはどのような物が必要か紹介していきます、今回は手書きとPC作図の2パターンを例にします。
なお、実際に略図を書くときは手書き式を取り上げます。



手書き(アナログ作図)

必要な物は以下の通りです、順を追って説明します。
どれもダイソー等の百均に行けばある品物です、参考にAmazonリンクを付加しています。

  • 方眼紙(ルーズリーフタイプ)

まずは書くための紙が無いと始まりません、ルーズリーフタイプの方眼紙を使う理由は次のとおりです

  • マス目があるので線の長さが一定になる
  • 斜め方向の線が一定の角度でひきやすい
  • ファイリングすれば後から参照出来る
  • 大体の百均にならある(うちの近くの███にはなかった)
  • 筆記具

紙だけがあっても筆記具がないと何も出来ませんよね、シャープペンシルを普段使っています。
ここはボールペンでも万年筆でも問題ないですが使いやすいものを次に紹介するものとの相性を見て決めていただければ幸い。

  • 定規

そして線を綺麗に引くには定規が必須ですね、フリーハンドでも方眼の罫線に沿って引けばある程度は綺麗に引けますがびしっとした線を引きたくなるのが悪い癖。
取り回しを考えて15cmサイズの定規1本は最低でも必要かなとは思います、30cmも合わせて使いますが一気に長い線を引きたい時用なのでお好みでご用意ください。

  • ファイル

書いた略図をまとめるにはファイルが必要なのは言わずもかな、その場で書き捨てるというのもありですが後から眺めたくなるかもしれません。
実際に過去に引いた略図を参考にしたいという事もあるかもしれません、実際に何回か自分で引いた略図を参考にしています。



PCで書く

LibreOfficeのDrawを使っています、Inkscapeなども良いかもしれませんがシンプルな機能性重視でこれを使っています。
使い方自体は全く知らない自分でも5〜10分で使い方を調べながらいつの間にか書けているのでかなり簡単なツールだと思います、最初に出した略図もこれで作図した事例です。
PCで書くのはもう殆どしていないので特に話すべき事柄が見つからないのでこのあたりで締めておきます。


翌日へのバトンをSimutransの本体へのパッチ開発で貢献し、自身の技術や知見を広めようとしているひめしさんへ渡したいと思います。
拙い記事でしたが閲覧いただきありがとうございました。

himeshi.hateblo.jp

twitter.com

datからja.tabの素組を作るツールを作ってみた

DLやソースはここ参照

github.com

タイトルの通りです、以前作ったツールについては以下のリンクをどうぞ

github.com

  • 変更点
    • 1からほぼ書き直した
    • 1セット1プログラムを脱却して設定ファイルを使えるようにした
    • 柔軟な正規表現で出力フォーマットを指定出来るようにした
  • 動作環境(開発環境)
  • 起動オプション等
    • d2j.pl嫁

#simutrans 2014年投稿アドオン総決算

いよいよ、2014年が終了ですね。
そんな師走のこの時期にこんなエントリーを用意して大丈夫なのか(下書き自体は11月終わりから作成)と思いつつ、今年1年間を通して上げた物をまとめていきます

1月

JR東日本 E231系B27編成 6ドア/4ドア配給輸送キット- DL
ただのすり替え用アドオン、連結設定以外はいじってない超手抜き

雑居ビル併設型 角型駅舎 - DL
組み合わせると面白い駅舎目指したり

水樹奈々 8thアルバム「IMPACT EXCITER」ロケ地(東京テレコムセンター) - DL
そのまま

景観線路 派生アドオン「空白地帯」 BETA 1 - DL

たまにある「線路を剥がされてホームだけがある」そんな雰囲気再現用

2月

詰所
ただの詰所

3月

E233系 信州色 - DL
E233系を信州に転属させてみました

りんかい線70-331(ウソ電) - DL
Twitterで面白い画像見かけたので作ってしまった問題作

近鉄奈良駅 - DL
箱積アドオンシリーズ第一弾、全体的にひどいので修正予定

4月

京急2100形 ステンレス車体版 - 64版DL / 128版DLHayate Yagami名義
2100系銀様風味、エイプリルフールだからいいよね?

お馬鹿な看板セット - DL(64)
色々とネタ看板を用意してみました、GIMPのSimutransむけプラグインテストアドオンでもあったり


空港戦隊 ラピートレンジャー - DL(64)
ジオン軍のシャアザグの赤を纏わせたラピートが走るプレスを見て即刻作成、128版も作成

京急新1000形「KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN」 - 64版DL

プレス即出しアドオンシリーズ、西武が京急風味の塗装やったバージョンがどこかに行ったんですが

5月

6月

夜天の魔導書(128) - DL
はや誕記念アドオン

JR北海道 785系300番台(NE-303編成) - DL

スーパー白鳥の増結車であり、785系のとんでもない魔改造であり苗穂の…といくらでも言葉を続けられそうな785系300番台NE-303編成。
サイコさんが128版を出していなかったら確実に出ていなかったはずです

JR東日本 E233系仙石線仕様(ウソ電) - DL
この頃は自宅にネット回線が届いておらず、ちょっとテザリング回線で投稿した2作品(NE-303含)
こういうウソ電って面白いですよね、E233を転用する頃には首都圏はどうなっているでしょうか

7月

JR東日本 E235系 量産先行車 - DL
もう、定例となっているプレス即出しアドオンの一つ。
早速コラージュの素材にもなっていましたね

JR九州 K835系 量産先行車(ウソ電) - DL
当日投稿したE235系を九州っぽい感じにしたどうなるか適当に作っただけのアドオン、8で始まるから筑肥線には投入出来ませんね。

カエル急便ダンボール - DL
踊る大捜査線好きな人はきっとニヤッとするはず


西武鉄道 9000系(9003編成) 幸せの赤い電車 - DL
4月に上げた西武っぽい塗装の京急車に対する、西武からのアンサーとも言える赤い電車
例によってプレス即出しです。

JR東日本 313系(信州色) - DL
このアドオンを上げた時期は確か東海豪雨中央本線東海道線と言った主要幹線が分断された時期、説明文にも載せていますが313がJR東に渡ったら(一時的に借用したら)?というウソ電です。

8月

JR東日本 E653系1100番台 特急「しらゆき」 - DL
これもまたプレス即出しシリーズ、同日にA9向けテクスチャが出ていましたがこっちが早かったのかな。
E653も順調に他線区で第二の人生を歩み始めているようで

水樹奈々 9thアルバム「ROCKBOUND NEITHBORS」ロケ地(愛媛県庁舎) - DL
タイトルの通りです、結構集客率は高めに設定しています

9月

  • 箱積駅舎拡張プラットホーム - DL

waさんの箱積駅舎についてくるプラットホームの部品を増やして、通路幅が広いホームがある某東豊線とかを再現するキット

10月

  • 戦術機産業(Project) - DL

イベント等で一時的に設置される駅をアドオン化してみました、公開前から志紀駅通過が捗るとか言われていた曰く付き

投稿理由がしょうもないのは置いといて、いよいよ北海道新幹線開業を実感してきますね。
個人的には札幌まで開業して欲しかったり思っています、1本で東北や関東まで行けますしね

えちごトキめき鉄道の新車の気動車がが出場したらしいので製作、現在除雪車の方もコツコツと製作中。
北陸新幹線に限らず、並行在来線が経営分離されるのは地元住民としては辛いところでしょう。
北海道新幹線もその影響を受けていますが。

北海道新幹線に付随して、函館駅から新函館北斗という自治体が揉めて何とか決着を付けましたと言いようがない駅に向かうシャトル列車に用いられる733系1000番台をプレスリリース当日に作成してみました。
新幹線からの客をこの3両で裁けるのかと考えたら不安ですが、特急接続などを考えたらこれでも足りそうですね。
シムトラ的にも詰め込みに効きそうですし、ただロングで立ち客が確実に出そうなのが不安な所。

11月

イベント等で一時的に設置される駅をアドオン化してみました、公開前から志紀駅通過が捗るとか言われていた曰く付き

Twitterでちらっと流れてきて気になって作った一作、京王塗装って意外と似合うのね

12月

  • クーロンネコ宅配便 -DL

Twitter上でiMacを頂ける事になった時「クーロンネコ宅配便が2万で届ける」だとか「怪しい袋でどうのこうの」だとかフォロワーの九龍さんの呼ばれ方が組長だとか、クーロンファイナンスだとかいうネタの延長線で生まれてしまったアドオン。
このアドオン公開前後から「アドオンの追加や削除をシンプルにできたらいいよね」って話題が上がっており、前哨戦としてja.tabをもっと簡単に導入できないかと思って現在セット単位で分割して読み込めないか試験する目的のアドオンでもあったり、こっちでは作者単位で分けているのですがセット単位でも行けるものですね。
なお、12月のエントリーは頂いたiMac(on Ubuntu 14.04)で書いています

  • 劇団志紀 - DL

知人が劇団四季の関係の仕事に一時期関わった話をしていたので、シムトラでもそういうミュージカルやりたいよねという適当なネタで作ってしまったアドオン。
この時期は別の本気で作っているアドオンに取り組んでいて息抜きで作った一作、readmeに熱い謎設定があるのでそちらも良ければ読んだげてください。
こけら落とし公演はKowloon's CATSが定番となっている模様

      • -

ここまでが2014年中に上げたアドオンになります(協力などで関わったものは含めず)、2015年も良いSimutrans Lifeを!

M.Yagami is Simutrans Addon Developer,Player and Labolatory Administrator!!(パクリはやめい

戦術機産業で使ったアドオン開発手法

宣伝:戦術機産業プロジェクト - Simutrans的な実験室 Wiki*
ようやく、戦術機産業がVersion 1.0として人柱状態を抜けることが出来ました。
まとめとしてどういう開発をやっていたのかをまとめていけたらなと思います、過去に断片的にエントリーを起こしていますが今回は通しで改めて起こすつもりです。

必要なツール

こんなツールを用いて開発していました

  1. Dropbox
  2. github
  3. 自作スクリプト

それぞれを掘り下げて紹介していきます

Dropbox

普段からデータのバックアップ用として利用ています、基本的にアドオン関係のファイルは大半がDropboxでバックアップや管理を取っているので自然に使う形となっています。
Skype等で途中までの進捗を公開する時にファイルを共有してリンクを作ればURL貼るだけで見てもらえる優れモノ。

github

言わずとしれたgithub、データのバージョン管理とデータ管理に利用していました。
Branchを切って開発中(Devel)と公開用(master)のBranchで分けられるのでBeta版や本日更新したstable版を上げる時には結構便利でした。
Branchの運用については以下のとおりです

    1. 普段はDevelにコミットを行う
    2. バージョン更新時にmasterへpull requestを投げる(zipファイルが追加される)
    3. 投げたpull requestを反映させる
      1. 細かいけど開発中のバージョンをそっくりいじりたくない時は別Branchを切る

githubを用いた開発手法としては教科書通りだと思います、結構便利なので使ってみて下さい

自作スクリプト

ファイルに対するイベントの監視で使っていました、例としてあるディレクトリ内の指定されたdatもしくはpngが更新されたらmakeobjを走らせて開発環境へコピーさせたり、またはファイルが更新されたらローカルのgitリポジトリにコミットを行いそれをgithubへpushするなど自動化をかなり重点的に求めていました。

これも初投入ですがExcel(CSV)で貨物を定義して当該ファイルが更新されたらmakeobjが走って、コピーしたりするという方法もやっていたのでgithubの生のソースから感じ取って下さい

最近のカジュアルなアドオン開発


Dropboxとgithubを用いたバックアップと共有を目指したアドオン開発手法 - more /home/masayoshi/simutrans/mastrans.log | grep blog

この記事の続きかもしれません。

ある程度自動化する

アドオン制作は以下のフローで行われている

  • png作成
  • dat作成
  • pak化
  • 開発環境へのコピー
  • テスト
  • readme作成
  • zip
  • 公開

この中からテストより上は全て自動化出来ないのかと考えていた、前回のエントリーでは「自動的にgitにcommitして、githubにpush」するというものであったがそれを更に発展させている。
現在はpngとdatをほぼ同時に編集しながらpak化もできるようになっている、それについて触れていきたいと思う

スクリプト化する

現在は次の動作を行うシェルスクリプトが用意されている

  • 2つのファイル(dat,png)を監視する
  • どちらかが更新されたら指定されたpak名でpak化
  • 開発環境へpakされたものをコピー

これだけである、だがこれがかなり楽が出来るようになるのは間違いない。
制作者はファイルを更新するだけで自動的にアドオンが出来ているのだから、最初にファイルを作るのが必須ではあるが。

Dropboxとgithubを用いたバックアップと共有を目指したアドオン開発手法

4月からブログ書いていなかった事に今更ながら絶望しています、八神です。
今回はある産業セット*1の開発から試行錯誤をしながら取り入れているアドオン開発手法についてまとめていきます。

Dropboxだけで管理する

まずは現行のアドオン開発手法についてまとめます、今はDropboxにファイルを転がしておくという形を取っています。
画像ファイルについてはある程度の区切りで別名で保存し最終的にpngに書き出すという方法を取っていますが、この方法ではファイルの管理が煩雑になるという問題が発生してしまいます。

対照的にdatについてはただ上書きするだけというとんでもない状態で管理しており、何かミスするとエディタのアンドゥ機能に頼らざるを得ないという事が日常的になっていました。
こんな状況からの脱却と新たな開発手法をまとめるためにgithubを併用し始めました。

githubで管理する

ファイルのバージョン管理はバージョン管理ソフトのお家芸、そこでgithubを使うことにしました。
元々、プログラム開発において使い慣れていたSubversionが使いこなせなかった)のと共有という新たな考えを取り入れてのことです。
ここまでならば格好いいですが、ここからが問題になってました

ファイルを自動的にcommitしたい

バージョン管理において必要なのはファイルの追加とファイルの変更通知、githubを併用するのならpushも必要になりますね。
画像ファイルをpngへ書きだしてからコマンドをいちいち叩いていたのですが、仮に1回でもcommitやpushし忘れたらゾッとしませんか?

inotifyの出番

以前に調べていたこととして「ディレクトリの監視」というのがあり、そこで知ったのがinotifyというLinuxカーネル2.6から組み込まれたツールです。
それを使えば目的は達成するのでは?
と思いインストールしてサイトのサンプルを参考にファイルの追加とcommitとpushを行うスクリプトをまとめました、それはgithubの現在作業中のリポジトリにまとめられております。

作業フローの変更

これに合わせて作業フローにも変化が発生しました、所々で「画像を書き出す」とありますが画像編集ソフト(GIMP)の独自ファイルが番号をつけて保存していました。
それを1つのファイルに上書きし、同時に書きだすという方式に変更しました。
両方のファイルは監視されており、自動的にcommitされてgithubへpushされます。

後書き

gitについては使いこなせていないので活かせたものを使えればいいかなと

*1:masayoshimashita/TSF_Factory_Float · GitHub - マブラヴシリーズに出てくる戦術機を製造する産業

LinuxでもSimutransをしたい、まとめ

最近、TwitterLinux環境導入とSimutrans導入をサポートしていましたが結局32bit版入れると解決したという話を聞いて若干落ち込んでる筆者です。
今回は導入の勘所をまとめておきます、容赦なくコマンドを叩かせるので一気に特訓になりますね

SDLライブラリは先に入れろ

次のコマンドをターミナル(端末)で行なって下さい

sudo apt-get update
sudo apt-get install libsdl1.2debian libsdl-ttf2.0-0 libsdl-image1.2

インストーラはある

http://wikiwiki.jp/simucom/?Install%2FInstall_Linux
このページでインストールの解説は行なっています、インストーラスクリプトを自作しましたのでこのページのリンクからDLしてください。

これだけでおk

pakセット導入は話しません、各自でどうぞ